野球用語辞典

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シニアリーグ

しにありーぐ

中学生年代の硬式野球チームで構成される全国組織で、正式名称は「日本シニアリーグ野球協会」。1972年に設立され、中学生が硬式ボールを使って競技する機会を提供している。シニアリーグは、リトルシニアとも呼ばれ、中学校の部活動とは別の社会体育団体として運営されている。全国各地に支部があり、地域ごとにリーグ戦や大会が開催される。シニアリーグでの経験は、高校野球での活躍につながることが多く、プロ野球選手の多くもシニアリーグ出身者である。硬式球を使用することで、高校野球にスムーズに移行できるメリットがあり、投手は球速や変化球の習得、野手は打球への対応力を早い段階から養うことができる。一方で、成長期における硬式球の使用については、怪我のリスクも指摘されており、指導者による適切な管理が求められる。シニアリーグのほかにも、ボーイズリーグやヤングリーグなど、中学生硬式野球の組織は複数存在し、それぞれが独自の理念と育成方針を持っている。