野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

バックストップ

ばっくすとっぷ

バックストップは、ホームベース後方に設置されたフェンスや防護ネットのことを指す野球場の設備である。捕手が捕球できなかったボールや、ファウルボールが観客席に飛び込むのを防ぐための安全装置として機能する。通常、ホームベースから15~20メートル程度後方に設置され、高さは5~10メートル程度のフェンスやネットで構成される。バックストップがあることで、暴投やパスボールファウルチップなどでボールが後方に転がっても、一定の範囲内に収まるため、走者の進塁を最小限に抑えることができる。また、観客の安全を守る重要な役割も担っており、特にホームベース後方の座席は打球が飛んでくる危険性が高いため、バックストップによる保護が不可欠である。球場によってバックストップの形状や距離は異なり、その特性がプレーに影響を与えることもある。バックストップまでの距離が近い球場では、暴投時の走者の進塁が抑えられやすい。