野球用語辞典

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ボール管理

ぼーるかんり

ボール管理は試合で使用するボールの品質管理や保管、準備を行う重要な業務です。プロ野球では球団のボールボーイやグラウンドキーパーが担当し、試合前には規定数のボールを用意します。ボールは適切な温度と湿度で保管され、試合当日には泥などで表面処理を施すこともあります。特にMLBでは審判員がゲーム前に専用の泥でボールを磨き、適度な滑り止め効果を持たせる伝統があります。試合中は球審が常に複数のボールを携帯し、必要に応じて交換します。また、投手が使用するボールの状態を確認し、不正な加工がないかチェックすることもボール管理の一環です。練習用のボールと試合用の公式球は厳密に区別され、公式球は封印された状態で保管されます。アマチュア野球でもボールの管理は重要で、限られた数のボールを大切に使用するため、ファウルボールの回収なども徹底して行われます。