外野手用

がいやしゅよう

外野手が使用するために設計された専用のグローブを指す。外野手用グローブは、内野手用と比較して大きく深いポケットを持ち、遠くから飛んでくる打球や高いフライを確実に捕球するための構造になっている。一般的に、指の長さは長めに設計され、捕球面積が広く取られているため、飛球の軌道を読みながら確実にキャッチできる。また、外野からの長距離送球が必要なため、グローブから素早くボールを取り出せる構造も重要である。ポジションによって若干の違いがあり、センターやレフトは万能型、ライトは送球機会が多いため取り出しやすさを重視した設計が好まれる。素材は革製が一般的で、使い込むことで手に馴染み、自分だけの型が形成される。プロ野球選手は自分のプレースタイルに合わせてオーダーメイドでグローブを作成することも多く、その選手の個性が表れる道具の一つである。適切なグローブの選択と手入れは、外野手の守備力向上に不可欠な要素となっている。