野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

特大

とくだい

本塁打飛距離や打球の勢いが通常よりも格段に大きいことを表現する野球用語。「特大ホームラン」「特大アーチ」といった形で用いられることが多い。一般的な本塁打がフェンスをギリギリ越える程度であるのに対し、特大の本塁打はスタンドの奥深くまで飛び込んだり、球場外に飛び出すこともある。飛距離としては120メートル以上を記録することもあり、打者の強打力を象徴する記録として注目される。特大の打球は観客を大いに沸かせ、試合の流れを一気に変える効果もある。投手にとっては、特大の本塁打を打たれることは完璧に捉えられた証であり、配球ミスや球威不足を示すことになる。また、特大の打球は打球速度も非常に速く、外野手が追いつく間もなくスタンドに到達する。このような特大ホームランは、シーズンを通じてもそう多くは見られず、記録映像として長く語り継がれることも少なくない。