背番号
せばんごう
プロ野球選手がユニフォームの背中につける識別番号のこと。選手個人を区別するためのものであり、同じチーム内で同じ背番号を複数の選手が使用することはできない。日本プロ野球では、背番号に伝統的な意味や格付けがあり、1番から8番は主にレギュラー野手、10番台は控え野手や若手有望株、20番台から40番台は投手というのが一般的な割り振りである。特に18番はエースナンバー、4番は強打者、3番や5番は中心野手に与えられることが多い。1番はチームの顔となる選手やキャプテンに与えられる傾向がある。永久欠番として特定の背番号が欠番になっているチームもあり、これは偉大な功績を残した選手への敬意を示すものである。選手にとって背番号は誇りであり、特定の番号を目指して努力する動機にもなる。背番号の変更は、立場や役割の変化を示すことが多く、エース番号を引き継ぐことは大きなプレッシャーでもある。ファンも選手を背番号で呼ぶことが多く、背番号は選手のアイデンティティの一部となっている。