ゴム球
ごむきゅう
野球において、主に少年野球の初心者や幼児向けの練習で使用されるゴム製のボール。硬式球や軟式球と比較して非常に柔らかく、軽量であるため、安全性が高く初めて野球に触れる子どもたちの練習に適している。素材は天然ゴムまたは合成ゴムで作られており、弾力性があり、当たっても痛みが少ないのが特徴。キャッチボールの基本動作を学ぶ際や、バッティングの導入練習に使用される。また、ティーボールなどの入門的な野球型競技でも採用されている。ゴム球を使うことで、ボールへの恐怖心を和らげながら、投げる・捕る・打つといった野球の基本動作を安全に習得できる。サイズは様々で、幼児向けの小さなものから、小学校低学年向けの大きめのものまである。ゴム球での練習を経て、徐々に軟式球へと移行していくのが一般的な指導方法となっている。安全性と教育効果を両立させた、野球入門期に欠かせない用具である。