フライ捕球

ふらいほきゅう

野球において、空中に上がった打球を落下前にグラブでキャッチすることを指す守備の基本技術。フライには外野フライ、内野フライ、ファウルフライなど様々な種類があり、それぞれ捕球の難易度や方法が異なる。フライ捕球の基本は、打球の方向と落下地点を素早く判断し、最適な位置まで移動して、グラブを顔の高さから胸の高さに構えて捕球することである。外野手は打球の打ち上げられた瞬間に打球音や打者のスイング軌道から打球の飛距離を判断し、第一歩を正しい方向へ踏み出す能力が求められる。また、太陽や照明の眩しさ、風の影響なども考慮しなければならない。内野フライの場合は、内野手と外野手の守備範囲が重なることがあるため、声を掛け合ってどちらが捕球するかを明確にする必要がある。捕球後の送球を考慮して体勢を整えることも重要で、特に犠牲フライの場面では走者の進塁を防ぐために、本塁方向に向かって捕球する位置取りが求められる。