野球用語辞典

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内野守備

ないやしゅび

内野守備とは、一塁手二塁手三塁手遊撃手の4つのポジションで行われる守備全般を指します。内野手は打球への素早い反応、正確な捕球、迅速で正確な送球という三つの基本技術が求められます。内野ゴロは速い打球が多く、判断から捕球、送球までのプレーを1秒から2秒程度の短時間で完結させる必要があります。各ポジションには特有の役割と求められる能力があります。一塁手は他の内野手からの悪送球をすくい上げる技術と、ランナーとの接触プレーに対応する能力が必要です。二塁手遊撃手守備範囲の広さ、ダブルプレーの中継能力、そして素早いグラブさばきが重要です。特に遊撃手はチーム内で最も守備範囲が広く、肩の強さも求められる花形ポジションです。三塁手は「ホットコーナー」と呼ばれ、強い打球が飛んでくることが多いため、反射神経と強肩が必要です。内野守備の戦術として、打者や試合状況に応じてポジショニングを変える「シフト」があります。極端な場合、三塁側に野手を配置しないなど、データに基づいた配置転換が行われます。また、バント処理カットプレー挟殺プレーなど、内野手同士の連携が試されるプレーも多く、日々の守備練習でコミュニケーションと連携を磨くことが重要です。守備率UZRなどの守備指標内野守備の質を測ることができます。