守備回数
しゅびかいすう
守備回数とは、試合中にチームが守備に就いた回数、またはイニング数を指す用語である。通常、野球の試合は9回まで行われるため、各チームは9回ずつ守備につく。ただし、延長戦になれば守備回数は増加し、コールドゲームや降雨中止の場合は守備回数が減少する。また、後攻チームが9回表終了時点でリードしている場合、9回裏の守備は行わないため、守備回数は8回となる。個人の守備回数は、選手が守備位置に就いたイニング数として記録される。投手の場合は投球回数として別途記録され、野手の場合は出場イニング数として記録される。守備回数が多いということは、それだけ試合に出場している時間が長いことを意味し、選手の出場機会や貢献度を測る指標の一つとなる。統計上、守備回数は守備率や守備機会数と関連して分析され、選手の守備能力を評価する際に参考にされる。チーム全体の守備回数は、試合数やイニング数と直結する基本的な数値である。