野球用語辞典

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社会人軟式野球

しゃかいじんなんしきやきゅう

社会人軟式野球は、企業や団体に所属する社会人が軟式ボールを使用して行う野球競技である。日本軟式野球連盟が統括しており、全国的に広く普及している。社会人軟式野球の最大の特徴は、硬式野球に比べて安全性が高く、設備投資も少なくて済むため、参加のハードルが低いことである。軟式ボールはゴム製で柔らかく、硬式球に比べて打球の飛距離が短いため、比較的狭いグラウンドでも競技が可能である。また、用具の耐久性も高く、経済的な負担が少ない。社会人軟式野球には、企業チームのほか、地域のクラブチーム、同好会など、様々な形態のチームが存在する。主要な大会としては、全日本軟式野球大会、国民体育大会の軟式野球競技、都市対抗軟式野球大会などがあり、全国各地で予選が行われる。競技レベルは非常に高く、元硬式野球選手や高校野球経験者も多数参加している。社会人軟式野球は、仕事と野球を両立させながら競技を続けられる環境として、多くの野球愛好者に支持されている。年齢層も幅広く、20代から60代以上まで、様々な世代が同じフィールドでプレーする光景も珍しくない。