選抜高校野球

せんばつこうこうやきゅう

選抜高校野球大会は、毎年3月下旬から4月上旬にかけて兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される高校野球の全国大会である。春の甲子園、春季大会とも呼ばれる。夏の全国高等学校野球選手権大会とは異なり、前年秋の地区大会の成績を基に選考委員会が出場校を選抜する方式を採用している。一般財団法人日本高等野球連盟と毎日新聞社が主催し、1924年に第1回大会が開催された歴史ある大会である。出場校数は32校が基本で、一般選考枠21世紀枠、神宮大会枠などがある。21世紀枠は、戦績以外の要素も考慮して選ばれる特別枠である。選抜大会は夏の選手権大会と並び、高校球児にとって最高峰の舞台とされ、多くのプロ野球選手を輩出してきた。春の大会は冬季練習の成果を試す場として位置づけられ、チームの完成度が問われる大会として知られている。