野球用語辞典

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高校軟式野球

こうこうなんしきやきゅう

高校軟式野球は、軟式野球ボールを使用して行われる高校生の野球競技である。硬式野球と並ぶ高校野球の一形態で、全国高等学校軟式野球選手権大会(夏季大会)と全国高等学校軟式野球大会(春季大会)の2つの全国大会が開催されている。夏の大会は兵庫県明石市の明石トーカロ球場で、春の大会は東京都の大田スタジアムなどで開催される。軟式野球硬式球に比べてボールが柔らかく、安全性が高いため、設備や予算が限られた学校でも取り組みやすいという特徴がある。また、金属バットの使用が認められており、打球の飛距離が出やすい傾向がある。軟式特有の変化球や打球の特性があり、硬式野球とは異なる戦術や技術が求められる。近年では、軟式野球出身者がプロ野球で活躍するケースも増えており、その競技レベルは年々向上している。日本高等学校野球連盟とは別に、全日本軟式野球連盟が統括している。