野球用語辞典

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野手

やしゅ

野手とは、野球において投手と捕手以外のフィールドプレーヤーの総称である。具体的には、一塁手二塁手三塁手遊撃手内野手4名と、左翼手中堅手右翼手外野手3名の計7名を指す。野手の主な役割は、打者が打った打球を処理し、アウトを取ることである。また、走者の進塁を阻止し、失点を防ぐ守備面での貢献が求められる。野手には、ポジションごとに異なる技術や身体能力が要求される。内野手は素早い反応と正確な送球が必要で、特に遊撃手二塁手守備範囲の広さと機敏性が重視される。三塁手強い打球に対応する反射神経と強肩が求められ、一塁手は他の内野手からの送球を確実に捕球する技術が重要である。外野手は広い守備範囲カバーする走力と、長距離を正確に投げる強肩が必要とされる。攻撃面では、野手は打順に応じた役割を果たし、出塁や得点、打点を稼ぐことがチームへの貢献となる。現代野球では、守備のスペシャリストだけでなく、攻守両面で活躍できる「二刀流」の野手が高く評価される。また、複数のポジションを守れるユーティリティプレーヤーも重宝される傾向にある。