野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

セーブ失敗

せーぶしっぱい

セーブ失敗とは、救援投手セーブ機会で登板したにもかかわらず、リードを守り切れずに同点または逆転を許してしまうことを指す投手成績の記録である。ブローンセーブとも呼ばれ、クローザーセットアッパーにとっては避けたい記録である。セーブ機会とは、自チームが3点差以内でリードしている場面、または同点またはリードしているランナーが塁上にいる場面、あるいは打席に入る打者を含めて同点になる可能性がある場面で登板する状況を指す。セーブ失敗が記録されると、その投手の信頼性や安定性が疑問視されることがあり、特にシーズン終盤やプレーオフなどの重要な試合でのセーブ失敗は、チームの順位や勝敗に大きな影響を及ぼす。セーブ失敗の数とセーブ数を比較することで、クローザーの安定度を測る指標として「セーブ成功率」が用いられる。現代野球では、セーブ失敗を減らすための配球分析や疲労管理が重視されている。