セーブ成功率
せーぶせいこうりつ
セーブ成功率とは、救援投手がセーブ機会で登板した際に、実際にセーブを記録できた割合を示す指標である。計算式は「セーブ数÷(セーブ数+セーブ失敗数)×100」で表され、パーセンテージで示される。クローザーの安定性と信頼性を測る重要な指標であり、セーブ成功率が高い投手ほど、重要な場面で確実に試合を締めくくることができる投手と評価される。一般的に、セーブ成功率85%以上であれば優秀なクローザーとされ、90%以上であれば球界トップクラスの安定感を持つと評価される。近年のMLBや日本プロ野球では、セーブ成功率が90%を超えるクローザーも珍しくなく、投手の専門分化と分業制が進んだ結果といえる。ただし、セーブ成功率だけでクローザーの実力を判断することはできず、登板イニング数、被安打率、奪三振率などの他の指標と併せて総合的に評価することが重要である。