野球用語辞典

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タッチプレー

たっちぷれー

タッチプレーとは、野手がボールを持った手またはグローブで走者の身体に触れることでアウトにするプレーです。フォースプレーが成立しない状況、つまり走者が塁を離れている時や、進塁義務がない走者をアウトにする際に必要となります。代表的なタッチプレーには、盗塁を試みた走者に対する塁上でのタッチ、ベースを離れた走者への挟殺プレー(ランダウンプレー)、本塁での走者とキャッチャーの激しい攻防などがあります。タッチプレーでは、野手はボールを確実に保持しながら走者にタッチする必要があり、タッチの瞬間にボールを落とせばアウトは成立しません。また、走者は野手のタッチを避けるためにスライディングや回り込みを行います。本塁でのタッチプレーは特に激しく、かつては走者がキャッチャーに体当たりするクロスプレーが頻繁に見られましたが、怪我防止のためMLBでは2014年からコリジョンルールが導入され、過度な接触が制限されています。タッチプレーの判定は微妙なケースが多く、ビデオ判定(リプレー検証)の対象となることも多いです。