野球用語辞典

← 用語一覧に戻る

パワーヒッター

ぱわーひったー

パワーヒッターとは、長打力に優れ、特に本塁打を数多く放つことができる強打者を指します。パワーヒッターの特徴は、強靭な筋力と爆発的なバットスイングスピードにより、ボールを遠くまで飛ばす能力を持つことです。チーム内では主に3番から5番の中軸打者として起用され、一振りで試合の流れを変える決定力を持っています。パワーヒッターには、フルスイング本塁打を狙う大振りタイプと、コンパクトなスイングながら強い打球を広角に打ち分けるタイプがあります。一般的にパワーヒッターは三振も多い傾向があり、長打と引き換えに打率がやや低くなることも特徴です。しかし、長打率本塁打数、打点などの指標で高い数値を記録し、チームの得点力の中核を担います。スタットキャストの普及により、打球速度(Exit Velocity)や飛距離といった数値でパワーを客観的に測定できるようになりました。MLB ではベーブ・ルース、ハンク・アーロン、バリー・ボンズ、現役では大谷翔平やアーロン・ジャッジなどが代表的なパワーヒッターとして知られています。