一番打者

いちばんだしゃ

打順の先頭を打つ打者で、チームの攻撃のリズムを作る重要な役割を担う。高い出塁率と俊足が求められ、試合の流れを作る能力が重視される。各イニングの先頭打者として打席に立つ機会が最も多く、四球やヒットで出塁し、盗塁で得点圏に進むことが期待される。また相手投手の球数を増やし、配球パターンを観察して後続打者に情報を提供する役割も重要である。選球眼が良く、粘り強い打撃ができる打者が適している。守備面では俊足を活かしてセンターを守ることが多い。打率よりも出塁率が重視され、三振が少なくボールを見極める能力が求められる。先頭打者本塁打は試合の流れを大きく変える効果があり、チームに勢いをもたらす。伝統的に小柄で俊敏な選手が務めることが多いが、近年では長打力のある打者を1番に置くチームも増えている。