野球用語辞典

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不規則変化

ふきそくへんか

野球において、打球や投球が通常の軌道から外れて予測困難な動きをすることを指す。打球の不規則変化は、グラウンド上の凹凸や石、芝生の状態などによって引き起こされ、内野ゴロが急に跳ねたり、予想外の方向に転がったりする現象である。これは守備側にとって非常に対応が難しく、エラーの原因となることも多い。特に整備不良のグラウンドでは不規則変化が起きやすく、守備の難易度が上がる。投球における不規則変化は、ナックルボールのように、ほぼ無回転で投げられたボールが空気抵抗によって予測不可能に揺れ動く現象を指す。また、縫い目の向きや風の影響でボールが意図しない動きをすることもある。打者にとっては、不規則に変化する球を打つのは極めて困難である。プロ野球でも、イレギュラーバウンドと呼ばれる不規則変化試合の流れを変える要因となることがある。