野球用語辞典

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抑え投手

おさえとうしゅ

抑え投手とは、試合終盤にリードを守るために登板する救援投手のことで、クローザーとも呼ばれる。主に9回表(ホームチームの場合は9回裏)に登板し、1~3点差程度のリードを保ったまま試合を締めくくる役割を担う。チームの勝利を確実にする最後の砦として、高い制球力と精神力が求められる。抑え投手には最高の投手を配置することが一般的で、奪三振能力の高い速球派投手や、打たせて取る技巧派投手など様々なタイプが存在する。セーブという記録が残るため、抑え投手の評価指標として重要視される。プロ野球では岩瀬仁紀、佐々木主浩、メジャーリーグではマリアノ・リベラなど、歴史に名を残す名クローザーが多数存在する。現代野球ではブルペンの重要性が増しており、抑え投手の役割はますます重要になっている。試合の最終局面という極度のプレッシャーの中で結果を出すため、技術だけでなくメンタルの強さも必須である。年俸面でも高く評価される傾向にあり、チーム構成において欠かせない存在となっている。