M号球
えむごうきゅう
2018年に導入された軟式野球の新規格ボールで、中学生以上の一般選手が使用する軟式球。「M」はメジャー(Major)の略で、旧C号球に代わる規格として採用された。直径は約72mm、重量は約138gで、硬式球(約145g)により近い重量設定となっている。表面の素材は天然ゴムに近い質感で、従来の軟式球よりも硬く、打球の飛距離や反発力が向上している。この改定により、軟式野球でもより硬式に近いプレーが可能になり、打者の長打が増える一方、投手には正確なコントロールと球威が求められるようになった。M号球の導入は、軟式野球のレベル向上と、硬式球への移行をスムーズにする狙いがある。プロ野球選手を目指す選手にとっても、軟式野球での経験が硬式に活かしやすくなった。中学・高校・大学・社会人の軟式野球で広く使用されており、軟式野球の競技性を高める重要な要素となっている。