野球用語辞典

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SO9

えすおーないん

SO/9は9イニングあたりの奪三振数を示す投手の指標で、K/9とも表記されます。計算式は「奪三振÷投球回×9」で求められ、投手の奪三振能力を測る基本的な数値として広く使用されています。メジャーリーグでは平均的な先発投手のSO/9は8.0から9.0程度で、10.0を超えると優れた奪三振能力を持つとされます。リリーフ投手の場合は先発投手よりも高い傾向にあり、クローザーなどでは11.0以上の数値を記録することも珍しくありません。SO/9が高い投手は、球速やキレのある変化球を持ち、打者を空振りさせる能力に優れています。ただし、奪三振を狙いすぎると投球数が増加し、イニングを稼げない可能性もあるため、BB/9やWHIPなどの指標と組み合わせて総合的に評価することが重要です。近年の野球では打者の三振数が増加しており、SO/9の平均値も上昇傾向にあります。