野球用語辞典

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ハイクオリティスタート

はいくおりてぃすたーと

先発投手が7イニング以上を投げ、自責点を2以下に抑えた登板を指す投手評価指標の一つ。HQSと略記される。クオリティスタート(QS)がより質の高い登板を評価するための基準として設定された指標である。通常のクオリティスタートは6イニング以上で自責点3以下だが、ハイクオリティスタートはそれよりも厳しい基準となっている。この基準を満たす登板は、チームに勝利をもたらす確率が非常に高く、投手としてエース級の仕事をしたと評価される。7イニングを投げることで中継ぎ投手の負担を軽減し、自責点2以下という防御的な安定感も示すため、チームにとって理想的な先発投手の働きとされる。近年のセイバーメトリクスでは投手の真の実力を測る指標として重要視されている。