ホールドポイント

ほーるどぽいんと

ホールド(H)は、セットアッパーなど勝利投手や敗戦投手、セーブ投手以外の救援投手の活躍を評価する指標である。ホールドポイント(HP)は、ホールドとセーブを合計した数値で、救援投手の総合的な貢献度を示す。具体的には、リードしている場面で登板し、そのリードを保ったまま降板し、その後チームが勝利した場合にホールドが記録される。ただし、最後まで投げた投手はセーブが付くため、ホールドは付かない。ホールドポイントは、抑え投手とセットアッパーの両方を経験する投手や、シーズン途中で役割が変わった投手の評価に適している。日本プロ野球では、最優秀中継ぎ投手賞の選考基準にホールドポイントが使われる。セットアッパーにとって、ホールドポイントは自身の価値を示す重要な数字であり、年俸交渉の材料にもなる。近年の投手分業制の進展により、ホールドポイントの重要性は増しており、30ホールドポイント以上を記録する投手も珍しくない。