最優秀中継ぎ投手
さいゆうしゅうなかつぎとうしゅ
最優秀中継ぎ投手とは、シーズンを通じて中継ぎとして最も優れた成績を残した投手に与えられる賞である。日本プロ野球では2005年から設定され、セ・パ両リーグでそれぞれ1名ずつ選出される。選考基準は、登板数、投球回数、防御率、ホールド数などの成績に加え、チームへの貢献度も考慮される。先発投手や抑え投手とは異なり、中継ぎ投手は試合の中盤で登板し、リードを守る、または同点で試合を繋ぐ重要な役割を担う。近年の野球では、先発投手の完投が減少し、中継ぎ投手の重要性が増している。そのため、この賞の価値も年々高まっている。受賞者は、安定した制球力と複数イニングを投げ抜くスタミナ、さらに様々な場面で登板できる適応力を兼ね備えた投手が選ばれることが多い。チームの勝利に直結する重要なポジションとして、この賞は中継ぎ投手の貢献を称える象徴となっている。