ロングリリーフ

ろんぐりりーふ

救援投手の役割の一つで、先発投手が早い回に降板した際に長いイニングを投げてゲームをつなぐ投手を指す。一般的には3イニング以上を投げることが多く、試合の中盤から後半にかけてマウンドを守る。ロングリリーフは、先発投手の不調や怪我、大量失点などの緊急事態において、ブルペンの他の投手を温存しながらイニングを消化する重要な役割を担う。この役割を担う投手には、複数イニングを投げられるスタミナと、様々な場面に対応できる安定感が求められる。また、ビハインドの状況で登板することが多いため、精神的なタフさも必要とされる。ロングリリーフ投手は、先発ローテーションから外れた投手や、先発候補の若手投手が務めることが多い。近年の野球では、先発投手の球数管理が厳格化され、オープナー戦略なども導入されているため、ロングリリーフの重要性が再評価されている。優秀なロングリリーフ投手を擁することは、ブルペン全体の負担を軽減し、シーズンを通じた投手陣の安定につながる。チーム戦略において、ロングリリーフは縁の下の力持ちとして欠かせない存在である。