ボールカウント

ぼーるかうんと

ボールカウントとは、打席における現在のストライクとボールの数を示す指標である。日本では「ストライク-ボール」の順で表現され(例:2-1は2ストライク1ボール)、メジャーリーグでは逆の「ボール-ストライク」で表現される。ボールカウントは打者と投手の有利不利を決定づける重要な要素であり、カウントに応じて配球や打撃戦略が大きく変化する。追い込まれたカウント(0-2、1-2など)では投手が有利で、打者は守勢に回る。逆に有利なカウント(3-0、3-1など)では打者が積極的に打ちに行ける。2-2や3-2のようなフルカウントは緊張感が最高潮に達する場面である。投手はボールカウントを意識し、初球ストライクを取ることや、有利なカウントから勝負球を投げることが重要とされる。打者は、カウントに応じてストライクゾーンを広げたり狭めたり、積極性を調整する必要がある。配球の組み立てにおいて、ボールカウントを有利に運ぶことは勝利への近道である。ボールカウントを制する者が試合を制すると言っても過言ではない。