野手部門
やしゅぶもん
野手部門とは、野球チームにおいて投手以外のポジションを担当する選手のカテゴリーを指す用語である。具体的には、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手の8つのポジションが含まれる。野手部門は主に打撃と守備の両面でチームに貢献することが求められる。投手部門と区別して使われることが多く、例えば「野手部門の首位打者」「野手部門の新人王」などの表現がある。また、チーム編成や戦力分析の際にも、投手陣と野手陣を分けて評価するのが一般的である。野手部門の選手には、内野手と外野手があり、それぞれに求められる能力が異なる。内野手は素早い反応と正確なスローイングが重要であり、外野手は広い守備範囲と強肩が求められる。近年では、守備指標(UZR、DRSなど)を用いて野手の守備力を数値化し、総合的な貢献度を評価する傾向が強まっている。打撃面では、打率、本塁打、打点などの伝統的な指標に加え、OPSやwRCなどのセイバーメトリクス指標も重視されるようになっている。野手部門の充実度がチームの勝敗に直結するため、編成において重要な要素となる。