野球用語辞典

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野球

やきゅう

野球とは、9人ずつの2チームが攻撃と守備を交互に行い、得点を競う球技である。英語ではベースボール(baseball)と呼ばれ、19世紀にアメリカで現代的なルールが確立された。試合は通常9イニングで構成され、各イニングで両チームが1回ずつ攻撃の機会を持つ。攻撃側は打者がボールを打ち、一塁、二塁、三塁を経て本塁に戻ることで1点を獲得する。守備側は投手が投げたボールを打者が打つ前にキャッチする(ストライクアウト)、打球を空中で捕球する(フライアウト)、または走者がベースに到達する前にボールを送球してアウトにするなどの方法で、3つのアウトを取ることで攻守交代となる。野球の特徴として、時間制限がなく、ボールインプレーデッドボールの区別が明確で、攻守が完全に分離している点が挙げられる。日本では明治時代に伝来し、学生野球やプロ野球が発展して国民的スポーツとなった。戦略性が高く、投手と打者の心理戦、守備位置の配置、走塁判断など、多様な要素が組み合わさる奥深い競技である。