野球用語辞典

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パーフェクトゲーム

ぱーふぇくとげーむ

パーフェクトゲームとは、投手が一人の打者も出塁させずに試合を完投する、野球における最高峰の投手記録である。日本では「完全試合」と呼ばれ、安打、四球、死球、失策による出塁を一切許さず、27人の打者を連続してアウトにすることで達成される。ノーヒットノーランよりもさらに難易度が高く、野球史上最も稀少な記録の一つとされている。パーフェクトゲームを達成するには、投手自身の制球力と球威だけでなく、守備陣の完璧なプレーも不可欠である。わずか一つのエラーや四球でも記録は途絶えるため、チーム全体の集中力が求められる。メジャーリーグでは1900年以降で23回、日本プロ野球では16回達成されている(2024年時点)。延長戦に入った場合は、最終イニングまで無走者を維持する必要がある。達成した投手は永遠に語り継がれる存在となり、野球界における伝説的な偉業として記憶される。