最優秀中継ぎ
さいゆうしゅうなかつぎ
最優秀中継ぎとは、シーズンを通じて最も優秀な成績を残した中継ぎ投手に与えられるタイトルである。パシフィック・リーグでは2005年から「最優秀中継ぎ投手賞」として正式に設けられ、セントラル・リーグでも2019年から導入された。選考基準は、ホールド数を中心に、登板数、防御率、勝利数、セーブ数などを総合的に評価して決定される。中継ぎ投手は、先発投手とクローザーの間を繋ぐ重要な役割を担い、試合の流れを決定づける場面で登板する。特にホールドポイント(ホールド+セーブ数)が高い投手が評価される傾向にある。最優秀中継ぎのタイトルは、セットアッパーとしての信頼性と安定性を示す指標であり、チームの勝利の方程式において欠かせない存在であることを証明する。近年では、中継ぎ投手の重要性が増しており、このタイトルの価値も高まっている。複数回受賞する投手は、球界を代表するセットアッパーとして認識される。