野球用語辞典

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最多セーブ

さいたせーぶ

最多セーブとは、シーズンを通じて最も多くのセーブを記録した救援投手に与えられるタイトルである。セーブは、リードしているチームの救援投手が試合終了まで投げ切り、勝利を守り切った際に記録される。セーブが成立する条件は、3点以内のリードで登板して1イニング以上を投げるか、タイイングランがベース上または打席にいる状況で登板するか、3イニング以上を投げることなどがある。最多セーブタイトルは、クローザーとしての信頼性と安定性を示す最も重要な指標である。日本プロ野球では、年間40セーブを超えると優秀な成績とされ、50セーブに達すると傑出した成績として評価される。最多セーブを複数回獲得する投手は、球界を代表する守護神として認識され、チームの勝利に不可欠な存在となる。近年では、セーブ機会におけるセーブ成功率も重視され、単なるセーブ数だけでなく、信頼性も評価の対象となっている。最多セーブ投手は、ベストナインMVP候補にもなる。